スプレッド分の手数料を軽視する投資家が多い
2016年現在ではFXを扱っている証券会社の米ドル円最安スプレッドは0.3銭前後になっています。高いところでは1.0銭くらいですかね。
このスプレッドについてなのですが、見た目の数字が小さいということで非常に軽視されがちな部分です。
確かに、1万通貨の取引で70円の手数料というのはそれほど大きな差のようには見えませんよね。しかし、塵も積もれば山となるわけで、100回取引を繰り返したら7000円。1000回だったら7万円もの大きな差額になってしまいます。
こうしたことを全く考えていない投資家が集まるのはやはり昔からあるような大手有名証券会社ですね。こういった超有名大手っていうのはウェブ上でスプレッドもスワップポイントも公開していなかったりするので、実際にどれだけの手数料をボッタクられているのかわかったものではありません。
しかし、それでも大手安全神話から逃れられない残念な人もいるわけで、新興の手数料が安いFX業者だったら儲けが出ているはずなのに、それを手数料として大手に献上してしまっている状態の人が多いんですよね。
米ドル円だったらそこまで極端な差は出ませんが、マイナー通貨だと信じられないようなスプレッドになっていることがほとんどですからもっと被害はひどいはずです。